前職8年ほど在職した施設で、最後なぜ心が壊れてしまったのか?について考えてみた。
一応、社内テスト.上司の評価によりサブリーダーといわれる役職に就ける地位にはいた。周りのみんな(スタッフ.利用者様)にも好かれていた。外注の清掃スタッフの人や調理スタッフにも好かれていた。みんなが言うには、愛想が良くて話しやすい、優しい、と。だが俺は、うれしい限りなはずなのに…そうは思えなかった。
俺は、こんなにみんなに好んで頂いて、褒めて頂いて、認めて頂いても、毎日苦しかった。なぜ苦しかったのか?当時はわからなかった。
辞めて1年ほど経って今、やっと、多分だけどわかった。
自分より地位がある人が怖かった。自分よりすごく優れているように思えて。自分よりできる人がいると、『なぜ自分はできないんだ。』と苦しんだ。
『なぜ自分はその地位じゃないんだ。なぜ優れていないんだ。なぜあの人達にできていることが、俺にはできないんだ』
『自分はこの地位にいるのに、足らないことばかりだ。できないことばかりだ。あれもできない、これもできない…。オレは本当に駄目なやつだ。』って。苦しんでいた。他人と比べて、毎日自己否定していた。
でも、今思うことは、認めたらよかったなって。
『あー怖いんだな。あーいう所がすごいな。今はできないんだな。まだできないんだな。まだ優れてないなー。』
『足らないことばかりだな。まだまだできないこと多いな。』って。これが今の俺なんだなって。
でも、俺にだって出来てたことはあったはずだ。
だから、上司に認められてその地位になれたんだ。
多くのスタッフや利用者様から優しいって言われることだってすごいことやと思う。
男性職員は特にみんな、俺を慕ってくれた。
こんな俺を認めればよかったんだなー。そしたら、心壊れることもなかったように思う。
認めず、否定して否定して否定して、心に余裕がなかった。
だから自分の良かったことにも気付けず、今はできないことをできるようにする努力もできなかった。心の余裕がなかったから。
毎日否定で終わっていた。だから、心が壊れた。
本当に生きるって大変だなー。